2011年02月01日
ヘッドフォンが壊れたので直してみた
いつも使っているヘッドフォンですが、帰宅してPCにつないだらボーカルがごっそり抜けた妙な音しか鳴りません。
おかしいと思いつつ他の機器につないでも同様です。ちなみに使っているヘッドフォンはこれです。

SONYのMDR-NC22というノイズキャンセルヘッドフォンです。飛行機内で使うとエンジン音をかなり消してくれるので出張のときに重宝しています。また、PCのファンの音もかなり消してくれるので室内でもキャンセル機能をONにして使ってます。
おっと、話がそれました。ためしに本体のコード取り付け部分をくにゃくにゃ動かしてみるとちゃんと鳴ったり鳴らなかったりします。
コードの断線ですね
ミニジャックの付け根だったらケーブルの切断・再接続することで見た目が著しく悪くなるので諦めがつきますが、本体側だったらケーブルを切断した後ハンダ付けで直すことができそうです。
というわけで分解です。

見ると判るとおり、ケーブルはハンダ付けされています。というわけでもう直すのみです。
まずはケーブルの接続がわかるように記念撮影です。そしてケーブルをぶちっと切り、被膜をむいて中のケーブルをばらして確認します。

すごいですね。あんな細いケーブルの中に6本のケーブルが入っています。そのうち2本はシールドつきです。そして一見被覆がありません。被覆が無ければショートして使い物にならないと思いましたが、よく見るとエナメル被覆になっているんですね。
あと、銅線と一緒に繊維が織り込まれています。引っ張りに対して強度を持たせているのでしょう。
さて、ハンダ付けです。エナメル被覆は半田ゴテで熱したら溶けるのでよいのですが、繊維がなかなか無くなりません。簡単に焼け焦げると思ったのですが、結構てこずりました。
さらに基板が小さいのでこれまた大変です。基板の幅は8mmくらいで、そこに5本の線をハンダ付けするのです。1本目の線をつけたあとに隣の線をつけようとすると半田ゴテがあたってもないのに1本目のハンダが取れてしまいます。
あと、電池用の電極と電線のGND接続部が一緒になっていて、これが大変です。電極を取り付けて電線をつけるために半田ゴテを当てると電極がポロリと落ちてしまう。腕がもう一本欲しいです。
そんなこんなで何とか全部の線をつけたので動作テストです。電池をセットし電源ON!!
直ってませんorz
なぜだ? と心の中で叫びつつ、半田付けが正しいかチェックしたりケーブルをくにゃくにゃ動かしてみても変わりません。
おかしいおかしいと思いつつ、悪い予感がしてきました。
反対側のケーブルをくにゃくにゃするとちゃんと鳴ったりするではないですか!!
もう泣きそうです。健全な部分を切り落としてしまった。半田付けに悪戦苦闘したのも全て無駄無駄無駄ぁ!!
切断すべきはここだったんですね。

たった3本。作業も簡単でした。テストしたらちゃんと鳴っていました。修理はできましたがなんともいえない疲労感が残ってしまいました。
なんでこんなことになったのか? 色々考えてみたころ、故障箇所をちゃんと確認していなかったと同時に、5本の電線が半田付けされている部分を見てその高難易度に燃えてしまった、という感じです。もうバカですね。
おかしいと思いつつ他の機器につないでも同様です。ちなみに使っているヘッドフォンはこれです。

SONYのMDR-NC22というノイズキャンセルヘッドフォンです。飛行機内で使うとエンジン音をかなり消してくれるので出張のときに重宝しています。また、PCのファンの音もかなり消してくれるので室内でもキャンセル機能をONにして使ってます。
おっと、話がそれました。ためしに本体のコード取り付け部分をくにゃくにゃ動かしてみるとちゃんと鳴ったり鳴らなかったりします。
コードの断線ですね
ミニジャックの付け根だったらケーブルの切断・再接続することで見た目が著しく悪くなるので諦めがつきますが、本体側だったらケーブルを切断した後ハンダ付けで直すことができそうです。
というわけで分解です。

見ると判るとおり、ケーブルはハンダ付けされています。というわけでもう直すのみです。
まずはケーブルの接続がわかるように記念撮影です。そしてケーブルをぶちっと切り、被膜をむいて中のケーブルをばらして確認します。

すごいですね。あんな細いケーブルの中に6本のケーブルが入っています。そのうち2本はシールドつきです。そして一見被覆がありません。被覆が無ければショートして使い物にならないと思いましたが、よく見るとエナメル被覆になっているんですね。
あと、銅線と一緒に繊維が織り込まれています。引っ張りに対して強度を持たせているのでしょう。
さて、ハンダ付けです。エナメル被覆は半田ゴテで熱したら溶けるのでよいのですが、繊維がなかなか無くなりません。簡単に焼け焦げると思ったのですが、結構てこずりました。
さらに基板が小さいのでこれまた大変です。基板の幅は8mmくらいで、そこに5本の線をハンダ付けするのです。1本目の線をつけたあとに隣の線をつけようとすると半田ゴテがあたってもないのに1本目のハンダが取れてしまいます。
あと、電池用の電極と電線のGND接続部が一緒になっていて、これが大変です。電極を取り付けて電線をつけるために半田ゴテを当てると電極がポロリと落ちてしまう。腕がもう一本欲しいです。
そんなこんなで何とか全部の線をつけたので動作テストです。電池をセットし電源ON!!
直ってませんorz
なぜだ? と心の中で叫びつつ、半田付けが正しいかチェックしたりケーブルをくにゃくにゃ動かしてみても変わりません。
おかしいおかしいと思いつつ、悪い予感がしてきました。
反対側のケーブルをくにゃくにゃするとちゃんと鳴ったりするではないですか!!
もう泣きそうです。健全な部分を切り落としてしまった。半田付けに悪戦苦闘したのも全て無駄無駄無駄ぁ!!
切断すべきはここだったんですね。

たった3本。作業も簡単でした。テストしたらちゃんと鳴っていました。修理はできましたがなんともいえない疲労感が残ってしまいました。
なんでこんなことになったのか? 色々考えてみたころ、故障箇所をちゃんと確認していなかったと同時に、5本の電線が半田付けされている部分を見てその高難易度に燃えてしまった、という感じです。もうバカですね。
Posted by mgw at 21:12│Comments(0)
│ハードウェア
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