工作機械買いました-その4
前回:
工作機械買いました-その3
前回はフライス盤の組み立て精度について書きました。同時に、テーブルの傾斜を0にすることができなかったことも。
これをほぼ0にする方法があり、それは加工テーブルを削ってしまうことです。というわけでやってみました。
以前アクリル板の端材を購入したときに8mm厚のアクリル板が入っていて、加工のしようがなくてほったらかしにしていたものがありました。これをアルミの加工テーブルの上に取り付けます。
この取り付け穴もフライス盤であけるのですが、アルミの加工テーブルに空いているネジ穴と完全に一致します。当たり前なんですが、あまりの精度の良さにこれまでにない感覚が湧いてくるものです。
そして4mmのエンドミルで表面を削っていきます。透明できれいなアクリル板が濁ってしまうのは少々残念な気もしますが、それで得られるものは大きいはずです。
さて、削った後の精度を評価ですが、これって評価のしようがないんですよね。というのも、フライス盤のX,Y,Z軸の精度を絶対として削っているわけです。見た目では歪みなどわからず、定規をあてがってもわかるもんじゃないです。
でも指で表面をなぞるとわずかなデコボコがあることがわかります。指先の感覚ってすごいですね。
というわけで、厚さ0.1mmの金属板を削る準備がこれで整いました。
関連記事