2011年01月16日
アクリルPCケースといえばLED その2
前回の続きです。
LEDの取り付け角度などを調整していい感じになりましたので続きを書いてみます。
といっても、写真だけじゃ伝わりにくいので動画を作ってyoutubeに投稿しましたのであわせてご覧ください。
あまり派手に明るく光るものじゃないので少々画面が暗いです。
うまく動画再生できない場合はこちらの直リンクをご利用ください。
電源スイッチ
機械式ではなくてこの写真のようなものになっています。
これはタッチセンサーになっていて、指で触れるとPICマイコンがそれを感知します。
また、単純な電源スイッチではなく、タッチしている時間に応じて機能が割り当てられています。
後々はPCケース本体に直接取り付けることにしています。ただ、どの場所につけるのがいいか試行錯誤したいので別パーツになっています。
電源ONとパイロットランプ
まず、PCの電源が落ちているときに1秒以上タッチしていると電源がONになります。
このとき、LEDが脈打つように光ります。
さらに、電源ランプ代わりのLEDは単純にONしているだけではなくて、揺らぐように光ります。
1/f揺らぎって知っていますか? ローソクの光の揺れ方も1/f揺らぎなどと言われているようですが、このLEDも1/f揺らぎで光っています。実際はもう少し細工して面白く変化するようにしていますが。
この揺らぎってずっと見てても飽きないんですよ。
LEDは単なるON/OFFでなく階調をつけているので、これを制御するのもPICのお仕事です。
LEDは寒色系と暖色系の2つが付いていて、タッチセンサーを長押しすると色をスイッチすることができます。
赤色が揺らいでいる様子は石油ストーブのように見えると家族に言われました。
HDDアクセスランプ
さらにこのボード、HDDアクセスもモニタしていて、アクセスがあると心臓の心音のように光ります。
アクセス頻度に応じて輝度とスピードが変わりますが、輝度の変化はちょっとわかりにくいです。もっとスピードを細かく設定できるようにすればよかったと反省。
LEDの色を切り替えるとまた雰囲気が違ってきます。
普通のHDDアクセスLEDって単なるON/OFFなので、暗い部屋でバチバチ点滅されると雰囲気が無いんですね。この映像でも少しうるさい感じはしますが、それでも雰囲気が違うことがわかると思います。
LEDのON/OFF
タッチセンサーを短く押すとLEDのON/OFFができます。
過去に「明るすぎるLED」という話を書いた手前、この機能は入れないといけないと思っていました。これで寝るときも安心です。
ただ、点くとき消えるときが単なるON/OFFなので雰囲気無いですね。改良したいです。
通常、PCが立ち上がっているときに電源スイッチを長押しすると電源を強制的にOFFにすることができますが、この機能もちゃんと付いています。にぎやかにLEDを点滅させて強制OFFの緊張感を出してみました。
終わりに
HDDを吊り下げているアクリルにLEDの光がきれいに回り込み、思いがけない良い効果が出てうれしかったりします。
なんでヒカリモノごときにこんなに凝ったかというと、PCを生き物っぽく見せたいなと考えたんですね。
さらにケースがアクリルで透明なので、これを深海に漂うクラゲに見立ててみました。クラゲってきれいに光るものがあったりしますので、それっぽく表現できたら面白いなと。
生き物だから、単純に同じ輝度で光り続けるというのは面白みがありません。だから1/f揺らぎを思いつき、心臓を持っているだろうからそれっぽく光らせようと。
さらに、電源スイッチもPICからソフトウェアでOn/Offできますので、USBなりRS232CなりでPCと連携し、電源の自動Onなどもやろうと思えばできます。このPCはサーバとして使っているのですが、夜中は電源が入っていなくても構わないですので、電源On/Offを自動化して省電力化することも考えています。
まぁPICの勉強という目的もありました。使ったPICには4つのタイマがあるのですが、全部使っています。なんとも贅沢なヒカリモノですね。
Posted by mgw at 12:25│Comments(0)
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