2010年03月05日
バックアップがとられていない
前のエントリでPS3ネタを取り上げたら検索サイトからのアクセスが急増しました。少しびっくりです。
今日は金曜日。業務が終わる時間を見計らってPCのバックアップが走る曜日です。これが終わってから帰るのが習慣化しています。終わったかどうかはHDDのアクセスランプを見ればわかるのですが、なんと、いつもなら光っているはずの時間に全然光っていません。
つまり、バックアップ作業が行われていませんでした。いったい何が起こっているんでしょうか。使用しているバックアップツールpdumpfsの紹介も含めてつらつら書いてみます。
今日は金曜日。業務が終わる時間を見計らってPCのバックアップが走る曜日です。これが終わってから帰るのが習慣化しています。終わったかどうかはHDDのアクセスランプを見ればわかるのですが、なんと、いつもなら光っているはずの時間に全然光っていません。
つまり、バックアップ作業が行われていませんでした。いったい何が起こっているんでしょうか。使用しているバックアップツールpdumpfsの紹介も含めてつらつら書いてみます。
バックアップツールはpdumpfsを使い、バックアップ先はHDDです。週に火曜日と金曜日にバックアップをとっています。
pdumpfsはとても便利なツールで、指定されたフォルダをバックアップするのですが、単に丸ごとコピーするのではなくて、前にとったバックアップとの差分のみをファイルに書き込みます。ここまでは普通なのですが、バックアップしたフォルダは、指定されたフォルダとまったく同じ構成でエクスプローラで閲覧することができます。
わかりにくいですね。例えば、バックアップしたいフォルダをC:\workdirとし、バックアップ先をE:\backupとすると、pdumpfsはバックアップ先に以下のような年月日のついたフォルダをつくります。
E:\backup\2010\3\5\
そのあとにバックアップしたいフォルダ名をフォルダを作り、そしてバックアップをとります。
E:\backup\2010\3\5\workdir
つぎにバックアップをとる日が3月9日だとすると、次のようなフォルダが作られます。もちろん、3月5日のフォルダは消えません。
E:\backup\2010\3\5\workdir <- 消えないし、中もいじられない
E:\backup\2010\3\9\workdir <- 新しくつくられる
E:\backup\2010\3\9\workdirはバックアップ元のC:\workdirとまったく同じフォルダ構成、ファイルがあります。でも、実際にはE:\backup\2010\3\5\workdirとの差分しか記録されません。ですので、C:\workdirのデータ量が多くても、日々のデータ変更量が少なければそう簡単にHDDを圧迫することはありません。
E:\backup以下に作られたバックアップは普通のフォルダ・ファイルなので、アクセスするために特別なツールはまったく必要ありません。普通にファイルにアクセスすることができます。
さて、なぜバックアップがとれてなかったのでしょうか。答は簡単でした。ちょっと前に空きパーティションにwindows7をインストールしたとblogに書きましたが、そのおかげでドライブレターが変わってしまったのです。上の例だったらバックアップに使っていたE:はF:になってしまい、E:はというとwindows7がインストールされたドライブになってしまっていたのです。ドライブレターの変更が原因でバックアップがとれていなかったのでした。
ログファイルを確認すると、2月23日以降はバックアップできていなかったようです。一週間以上気がつかなかったわけですね。危ないですね。何もトラブルが発生しなかったことに感謝しつつ、ドライブレターを変更して即時バックアップを実行して帰宅しました。
バックアップは重要です。我々が作業して作る成果物はかなりの割合で情報であり、それはPCやサーバといったものに記録されます。それが吹き飛んでしまうと会社が傾くことだってありえます。実際、これまで数回HDDのトラブルがありそのたびに怖い思いをしたのですが、幸いRAIDやバックアップのおかげで大変な事態に至る事はありませんでした。本当にバックアップや冗長化は重要です。
pdumpfsはフリーソフトです。もともとはUnix系OS用だったのですが、Windowsでも使用できます。ただし、NTFSでないと使えません。
pdumpfsはとても便利なツールで、指定されたフォルダをバックアップするのですが、単に丸ごとコピーするのではなくて、前にとったバックアップとの差分のみをファイルに書き込みます。ここまでは普通なのですが、バックアップしたフォルダは、指定されたフォルダとまったく同じ構成でエクスプローラで閲覧することができます。
わかりにくいですね。例えば、バックアップしたいフォルダをC:\workdirとし、バックアップ先をE:\backupとすると、pdumpfsはバックアップ先に以下のような年月日のついたフォルダをつくります。
E:\backup\2010\3\5\
そのあとにバックアップしたいフォルダ名をフォルダを作り、そしてバックアップをとります。
E:\backup\2010\3\5\workdir
つぎにバックアップをとる日が3月9日だとすると、次のようなフォルダが作られます。もちろん、3月5日のフォルダは消えません。
E:\backup\2010\3\5\workdir <- 消えないし、中もいじられない
E:\backup\2010\3\9\workdir <- 新しくつくられる
E:\backup\2010\3\9\workdirはバックアップ元のC:\workdirとまったく同じフォルダ構成、ファイルがあります。でも、実際にはE:\backup\2010\3\5\workdirとの差分しか記録されません。ですので、C:\workdirのデータ量が多くても、日々のデータ変更量が少なければそう簡単にHDDを圧迫することはありません。
E:\backup以下に作られたバックアップは普通のフォルダ・ファイルなので、アクセスするために特別なツールはまったく必要ありません。普通にファイルにアクセスすることができます。
さて、なぜバックアップがとれてなかったのでしょうか。答は簡単でした。ちょっと前に空きパーティションにwindows7をインストールしたとblogに書きましたが、そのおかげでドライブレターが変わってしまったのです。上の例だったらバックアップに使っていたE:はF:になってしまい、E:はというとwindows7がインストールされたドライブになってしまっていたのです。ドライブレターの変更が原因でバックアップがとれていなかったのでした。
ログファイルを確認すると、2月23日以降はバックアップできていなかったようです。一週間以上気がつかなかったわけですね。危ないですね。何もトラブルが発生しなかったことに感謝しつつ、ドライブレターを変更して即時バックアップを実行して帰宅しました。
バックアップは重要です。我々が作業して作る成果物はかなりの割合で情報であり、それはPCやサーバといったものに記録されます。それが吹き飛んでしまうと会社が傾くことだってありえます。実際、これまで数回HDDのトラブルがありそのたびに怖い思いをしたのですが、幸いRAIDやバックアップのおかげで大変な事態に至る事はありませんでした。本当にバックアップや冗長化は重要です。
pdumpfsはフリーソフトです。もともとはUnix系OS用だったのですが、Windowsでも使用できます。ただし、NTFSでないと使えません。
Posted by mgw at 19:53│Comments(0)
│ソフトウェア
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
|
|
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。