D525MWにdebian lennyをインストールしてサーバとして使用しているわけですが、サーバなのでXは基本的に不要だけど、使えたほうが便利な局面があるのでちょっと作業してみました。
まず、
Intelのこのページを見ると、D525MWのLinux用グラフィックスドライバは存在しているようです。
しかし、Debian lennyでXorgをインストールしても使えませんでした。実際にはxfce4パッケージをインストールしたら依存関係でXorgも勝手にインストールされたのですけどね。
まぁ新しいボードだからしょうがないですね。でも、最低限VESAなら表示できるはずです。
ということで、作業の結果でも書いてみます。
パッケージのインストール
まず、軽量デスクトップ環境といわれるXfceをインストールします。
# apt-get install xfce4
するとXorgも一式インストールされます。しかし、先に書いたようにインストールしただけではXを立ち上げても何も表示されません。
そこで、/etc/X11/xorg.confを修正していきます。
xorg.confの修正
まず、Section "Device", EndSectionの間に次の行を挿入します。
Driver "vesa"
次に、Section "Screen", EndSectionの間に次の行を挿入します。EndSectionの前に挿入するといいと思います。
DefaultDepth 24
SubSection "Display"
Depth 24
Modes "1600x1200" "1024x768" "800x600" 640x480"
EndSection
Xを立ち上げたらModesの最初に書かれた解像度で立ち上がりますので、ディスプレイがそれに対応していないと何も表示されませんので注意が必要です。
なお、解像度の変更はAlt+Ctrl+テンキーの'+'または'-'で変更できますので、何も表示されなかったら試してみると良いでしょう。
xfce4パッケージをインストールしただけではPC起動後に自動的にXサーバは立ち上がらないようです。ですので、コンソールから一般ユーザにログインし、startxコマンドを実行してXfceを立ち上げます。
アプリケーションのインストール
あとはXで使いたいパッケージをインストールします。
とりあえず、フォントをきれいにしたいので以下のパッケージをインストールするといいかもしれません。
# apt-get install ttf-sazanami-mincho ttf-sazanai-gothic ttf-vlgothic
ブラウザを使うならこのパッケージです。
# apt-get install iceweasel iceweasel-l10n-ja
終わりに
VESAドライバなので画面の書き換えが見えるくらい動作は遅いです。
でも、もともとサーバ目的だったのでXは最低限使えればよいので、とりあえずはこれで満足です。